プロジェクトチームを統括する責任者としてプロジェクトリーダーが存在していますが、メンバーを率いるからには、それなりにスキルを有している必要があります。
たとえば、リーダー職にはマネジメント能力が必須です。チームメンバーがお互いを助け合い、1つの目標に向かって一丸となって突き進むための確かなリーダーシップが求められます。チームの管理や運営を滞りなく行い、メンバーの生産性やモチベーションを向上させることが重要です。メンバーが悩んでいればそれに耳を傾け、都度、問題解決の糸口を見つけ出さなければいけません。個々の能力を高めるためのコーチングを織り交ぜ、それぞれの戦力を高めることが、チーム全体の能力を底上げすることに繋がります。いかにマネジメント能力を発揮して、チームを牽引するかが、プロジェクトを成功に導くための鍵となるでしょう。
そして、コミュニケーション能力もリーダー職には欠かせません。チームメンバーとの意思疎通が上手くいかないと、重大なミスを招いたり、チーム内の問題点を見逃したりする可能性もあります。それを避けるためにも、積極的にコミュニケーションを取り、チームメンバーがどんなことにモチベーションが上がり、どんなことを苦手としているのかなど、しっかりと個々へヒアリングすることが大切です。話しやすい雰囲気を作り、相手からも相談されるような信頼関係を築けるとなお良いでしょう。
そのほかにも、リーダー職に必要な要素はいくつもあり、将来的にプロジェクトリーダーを目指すのであれば、その役割に見合った資質を高めていくよう努力を重ねることが大切です。